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織戸組×SDGs第1回~砕石事業とハイブリッド建設機械~

お知らせ2021.10.29

今年5月、株式会社織戸組は「かわさきSDGsパートナー」登録企業となりました。
そこで、これから1年間SDGs達成を支援する弊社の事業や取り組みについてご紹介してまいりますので、ぜひご覧ください。

株式会社織戸組は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

初回は弊社の主力事業である砕石事業におけるSDGsへの取り組みをご紹介いたします。
砕石事業は、主に建設機械(いわゆる「重機」「建機」)を使い山の岩石を掘削して、プラントで決まったサイズに加工したものをコンクリート・アスファルトの原料や道路の路盤材などの製品として販売する事業です。こうした製品の生産販売は社会インフラを支える事業である点から、この事業自体がSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」に資する事業と言えます。

上の写真は実際に山梨白根工場で使用されているハイブリッド建設機械です。機体側面に「Hybrid」の文字があるので、一目でハイブリッド建設機械だと分かります。

現場の社員の声もご紹介いたします。
実際にハイブリッド建設機械を運転している弊社社員にハイブリッド建設機械を導入するメリットについて質問したところ、

重作業のとき以外は、アイドリング状態なので燃費がとても良いです。
必然的に排気ガスも減るので環境への影響も少ないと思います。

とのことで、ハイブリッド自動車と言えば燃費の良さが特徴的ですが、ハイブリッド建設機械も同じようです。
燃費の良さについては山梨白根工場長も次のように述べています。

ハイブリッド建設機械の導入によるメリットは、なんといっても燃費の良さです。
工場で使用しているハイブリッド建設機械は機械質量35tですが、ハイブリッドではない機械質量24tの油圧ショベルよりも燃費が良いです。

同工場長によると、ハイブリッド建設機械を使用することで燃料使用量を57.0%削減できるそうです。
それに加えて、温室効果ガスである二酸化炭素や一酸化二窒素の排出量も、二酸化炭素は57.0%、一酸化二窒素は二酸化炭素換算で半分以上削減できるので、ハイブリッドではない建設機械を使うよりも環境にやさしく作業を進めることができます。

また、同じ社員に初めてハイブリッド建設機械を運転した時の感想も聞きました。

エンジン音がとても静かだったことが印象的でした。
工場内にある重機の中で一番静かだと思います。

とのことで、ハイブリッド自動車同様にハイブリッド建設機械も「静かさ」が特徴の1つのようです。
弊社では、工場内だけでなく工場の近くにある土地でも岩石の採取を行っているのですが、ハイブリッド建設機械は他の建設機械よりも騒音が低減されているため、住宅が近い土地でも活躍しています。

このような特徴を持つハイブリッド建設機械の導入は、燃費が良く温室効果ガスの排出量を削減できる点から、目標13「気候変動に具体的な対策を」に当てはまる取り組みです。
また、騒音の低減により砕石工場で働く社員の負担を軽減することにつながるので、目標8「働きがいも経済成長も」にも当てはまります。

弊社の砕石事業は1933年の初出荷から現在、そしてこれからも社会インフラを支えていく事業です。経営理念「時代と共に、次代へ向けた地域社会づくりに貢献します」の通り、単に資源を採取するだけでなく新たな技術も柔軟に取り入れて、持続可能な社会を追求し続けています。
これから1年間、このような弊社のSDGs達成を支援する事業や取り組みについてご紹介してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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